撮影 2010年10月15日 つくば市街路樹

撮影 2010年10月15日 つくば市街路樹
 
アキニレ(アメリカ楓) 別名:イシゲヤキ(石欅)、カワラゲヤキ(河原欅)

英名: Chinese Elm  学名: Ulmus parvifolia  ニレ科 ニレ属

・ 分布:本州中部以南、四国、九州、台湾。
・ 落葉高木。
・ 開花期は8月〜9月で両性花を咲かせる。
[葉]
・ 葉は、落葉樹にしては小さくて堅い革質。
・ 葉は互生し、長さ2.5〜5cm。両面とも短毛があり、さわるとざらつく。
・ 葉の基部は左右で形が異なり、枝側が広い。
・ 縁には鋸歯があり、葉脈の側脈は7〜12対で鋸歯の先端付近まで到達する。
[果実]
・ アキニレの果実は長さ1cm程度。翼があり、風によって飛ばされて散布される。
・ 1つの果実の中に、小さな種子が2つ入っている。
・ 果期:10月〜11月。2月頃まで残っているのもある。
[樹皮]
・ 成長とともに縦に割れ目が入り、鱗片状にはがれ、まだらな斑紋が残る。
・ 樹高: 8m〜15m。
・ 名前の由来:秋に花を咲かせるニレの意。
 別名の「イシゲヤキ」は、材が堅いことから。「カワラゲヤキ」は河原によく生えることから。
・ 用途:街路樹、公園樹、庭園樹。盆栽。

*「ネバの木」とも 呼ばれ、カブトムシや クワガタムシが 好む。
*園芸上では、「ニレケヤキ」と呼ばれることもある。

*同種のハルニレとの見分け方

        アキニレ                  ハルニレ
・ 自生地: 本州中部以南、四国、九州、台湾   北海道・本州・四国・九州 
・ 葉の長さ:2.5cm〜5cm              3cm〜15cm。
・ 花期:   8月〜9月                  4月〜6月
・ 果期:  10月〜11月                5月〜6月
・ 葉の縁: *鋸歯                     *重鋸歯
・ 樹皮:   剥がれて斑紋が出来る          不規則に縦に割れる
・ 樹高:  8m〜15m                 10m〜25m

(注)
 [鋸歯(きょし)]
  鋸の「歯」のような「ギザギザ」が斜め前方を向いてそろっている葉「ケヤキ」など。
 [重鋸歯(じゅうきょし)](「複鋸歯」「二重鋸歯」とも言う)
  「鋸歯」に大小があり大きい鋸歯の縁に小さい「鋸歯」があり二重になっている。

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